令和6年12月定例会
1.マンガ・アニメ・ゲーム等のコンテンツ関連企業の誘致について
静岡県は、多くの著名な漫画家やキャラクターの生誕地や舞台であり、観光や経済に結びつく可能性が高いと考える。また首都圏から近い本県でコンテンツ関連企業の誘致を進めれば、若い世代に地元での挑戦の場を提供し、企業には安定経営に資する環境となるであろう。他県に先駆けて、地域活性化のための施策強化が必要と考えるが、県の所見を伺う。
2.旧ヴァンジ彫刻庭園美術館の活用策について
県は無償譲渡された党美術館についてモデル事業を推進中だが、東部地域の施策不足を補う早急な活用検討が必要。コンテンツ産業の振興を背景に、地域魅力を活かす施設として、また近隣のがんセンター利用者の憩いの場等、様々な活用が期待されている。市場調査の結果を踏まえ、旧美術館の利活用の方向性について、県としてどのように考えているのか伺う。
3.過疎地域における県立高校の魅力化について
過疎地域の県立高校が全国募集や特色ある学科設置で生徒を確保し、地域活性化につながる事例が増加。本県でも全国募集を活用し地域外から生徒を受け入れている高校がある。今後、特色ある学校づくりと自治体連携を進め、静岡県でどのように取り組んでいくのか伺う。
4.野生鳥獣の捕獲の担い手となる狩猟者の確保・育成について
コロナ禍を契機に自然体験がブームとなり、狩猟も注目されている。猟友会の体験会に参加し、狩猟の魅力や集客力の高さを実感したが、狩猟者の減少や高齢化が問題。新たな担い手となる若者や女性の関心を高め、確保・育成のために、具体的にどのように取り組んでいくのか伺う。
5.歯の生え替わり時期の子供への歯科保健対策について
長寿社会において「よりよい生活」はいっそう重要。虫歯予防にはフッ化物の応用が効果的で、県の歯科保健計画でも推進中だが、フッ素入り歯磨き粉の正しい使い方が浸透しておらず、効果的な予防環境の整備と正しい知識の普及が必要。特に歯の生えかわり時期の子供への普及啓発と、歯科・保健対策の強化について具体的に伺う。
6.不登校児童生徒の居場所の確保及び保護者への支援の取組について
不登校児童生徒が増加し、昨年度県内の不登校者数は過去最多の11,524人に。特に、居場所を失い孤立することが問題視され、家庭では親の負担や不安が増大している。フリースクールや教育支援センターが増設中だが、情報収集の困難さや経済的な負担、交通アクセス等が課題。県は学校と民間施設の連携や、支援環境の整備に取組んでいるが、具体的な支援策が求められている